トイレチップについて 投稿者：はんかち [MAIL] 2006/10/01 17:52:32 今月中旬にエジプト旅行へ行く予定です。 こちらのHPではたくさん勉強させていただきました。普通の海外旅行では思いつかないことなどたくさん知ることが出来ました。ありがとうございます。 さて、今回の旅行にあたり、私なりに旅行記のHPを回ってみたのですが、ほとんどの方が「トイレにはバクシーシをせびるバクシーシおばさんがいてうるさかった」「サービスはいらないと伝えて、バクシーシは置いてこなかった」などと記述してありました。他の国にもトイレおばさんはいますし、あの人達はトイレを掃除して、トイレを利用した人のチップが収入源の一部となっていると理解していたのですが、違うのでしょうか？エジプトではトイレットペーパーを渡してくれたり、手を洗うために蛇口をひねってくれるそうですが（私が他国で経験したトイレおばさん達はトイレの入り口にどかんと座っているだけでしたが皆ちゃんとチップを置いてました）、ポケットティッシュを持っていて、そのサービスを受けない場合“チップ”を置かなくてよいのでしょうか？

気持ちの問題 投稿者：hekmat [MAIL] 2006/10/01 21:50:13 はんかちさんアッサラーム バクシーシおばさんたちにとって、チップは貴重な収入源です。 エジプトではトイレに入る際に、チケット引き換えのところは少ないので、強制ではありません。 カイロ博物館や空港では、「チップ不要」という張り紙もしています。それでも「ちょうだい」と言ってきます。 「きれいじゃないし、水も流れない。私はティッシュを持っている。このおばさん、仕事してるの?」と思うなら払わなくてもいいです。 ただ、場所を考えてください。イスラームの国です。富める者が貧しいものに与えるのがバクシーシです。「貧しいんだからくれ!」という態度には、むっとすることも多いと思います。 そんな中で、トイレチップは、一番納得できる喜捨ではないでしょうか? 私も、「なんであげなきゃならないの?」とか「1ドルは多すぎ!」とかいろいろ思ったことがあります。 相場は50ピアストル〜1ポンド。小銭がないときはボールペンなどの小物で「ごめん!」と言うときもあります。 チップをあげるあげないでけんかするより、20円で使わせてもらって、笑顔ですっきりしてくるのが健康的なエジプトでのトイレ使用方法と思っています。 いかがでしょうか?

旅行者はその国の代表です。 投稿者：ともちゃん 2006/10/02 07:50:28 外国を旅行する人は、自覚があろうとなかろうとその国を代表しているのです。 もし、日本人がみんなトイレチップを払わずに出てきてしまったら、エジプト人は「なんだ日本人は金持ちのくせに貧しいものにチップもくれないケチな国民なんだ。」と思ってしまいます。 hekmatさんのおっしゃるとおり、チップは本当に気持ちの問題で、ほんの少しのお金を上げることでお互いが気持ちよくニコッと笑って心が通い合ったら旅が楽しくなりませんか？ 時にはふてぶてしいトイレおばさん・おじさんもいます。そんな時私は「もしここにトイレがなかったら・・・」「トイレがあってありがとう！」と無理矢理思いながらニッコリ笑ってチップを置きます。 どうせ同じことをするなら「気持ちよく」です。 私はこのことをhekmatさんから教わりました。

ありがとうございます 投稿者：はんかち 2006/10/02 09:33:57 おはようございます！ hekmatさん、ともちゃんさん、お返事ありがとうございます。おふたりからお返事をいただけて、自分の認識に自信が持てました。 投稿させていただいたとき、わざと「トイレチップ」と書きました。トイレおばさんについては、バクシーシではなく、彼女たちの仕事に対するものという認識からです。（バクシーシに対する解釈がまちがっていたら、すみません） 記憶があやふやなのですが、私がトイレおばさんを経験したのは、トルコだったと思います。昼食休憩をした小さなドライブインのようなところで、某国の団体客と一緒になりました。日本人観光客よりずっときれいな身なりをしてお化粧もばっちりなのに、トイレおばさんをさげすんだような目で見て「トイレを使ったぐらいで、なんであんたにお金渡す必要があるのよ！」といった態度でおばあさんを振り払い出て行きました。私はあっけに取られて見ていましたが、その時のトイレおばあさんのすごく悲しそうな顔が今でも忘れられません。悲しそうな顔というのは、お金がもらえなかったからではなくて、その観光客のおばあさんを見下したような態度に対してで、本当に本当に悲しそうで、見ているこちらも悲しくなりました。 なので、今回のエジプトでは、もちろんトイレチップを忘れずに置くつもりでしたし、同行する者にもそう伝えるつもりでいたところ、いろいろなところで目にする「サービスを受けなければ払う必要がない」という記述に「？」と思ったわけです。まさにともちゃんさんがおっしゃったようにトイレを使わせてもらっているのは私たちなんだから、チップは感謝の気持ちなんじゃないの？と。 確かにせっかくの旅行ですし、おふたりのおっしゃるとおり、楽しい思い出を沢山つくるほうが良いに決まっていますよね。どこに行っても感謝の気持ちは忘れずに、は基本ですよね。 ありがとうございました。

バクシーシ 投稿者：hekmat [MAIL] 2006/10/02 22:03:05 日本語訳では「喜捨」といいます。 捨てるというと、いいイメージはないかもしれません。でも、行く先々で「喜びをおいてくる」と解釈したらどうかなあと私は思っています。 ほんの少しの金額で、知らない人にも喜びをプレゼントできたら幸せだなあと私は思います。 たまにトイレおばさんたちって、金をたくさん身につけていて金持ちそうに見えることがあります。 しかし、それが彼女の全財産なのです。 彼らはまだ、銀行預金ではなく、金のアクセサリーで財産を保護しているのです。 楽しいたびを!

ありがとうございます 投稿者：はんかち 2006/10/04 09:47:24 こんにちは。 hekmatさん、バクシーシのご説明をありがとうございます。そういう考え方ってとても素敵だと思います。なんだか毎日せかせかしていて、せっかく行った旅行先でまで、しつこくお金をせびられたらますますイライラが募りそうですが（苦笑）、そういう考えをしていれば楽しい旅になりそうですね。ＨＰを拝見して感じていましたが、hekmatさんのエジプトやエジプトの人たちに対する理解が本当に深いというか、なんというか。うまく言葉では表現できませんが、そういったものを感じます。 見ず知らずの私に「楽しい旅を！」と声をかけてくださったこと、大変うれしかったです。絶対に楽しい旅、エジプトの人たちとの出会いをして、ご報告に来たいと思います。 ありがとうございました。

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