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ショコランさん、ラマダーン・カリーム連続したテロの影響で、厳戒態勢です。ルクソールからカイロに向けて、キリスト教の旅をしようともくろんでいたのですが、現地人に却下されました。「ケナで追い返される」とのこと。日本で詳しい人に聞いてみましたが、間違いなく無理であろうと言うことでした。ルクソールからミニアに電車で出たのですが、駅構内のツーリストポリスに留め置かれました。身元確認のあと、泊まるホテルまで一個招待の護衛つきでした。チェックインするまでポリスの立会い。翌日以降の予定を全て言わされました。しばらくしてご飯を食べにホテルを出ようとすると、また「ちょっと待って」約15分待たされ、私服のポリスとともに外出を許されました。一度「出ていい?」と聞いたとき、常駐のポリスが、うっかり私の単独行動を許可してしまったことがありましたが、これは後で大問題になり、警備は強化されました。翌日からはベニハッサン、アシュムネインなど遺跡はいかれました。ただし、前日私が伝えた予定が軍に完璧に伝わっていませんでした。このため、私はマラッウィの博物館に行くことが出来ませんでした。軍に前日までに伝わっていないと、いかなる変更も認められません。また、どの遺跡でも私服警官にぐるりと囲まれての観光です。とにかく散歩にも私服警官が着いてきて、帰りの電車も席まで見送りに着ました。ミニアの人たちは観光客とどう接していいかあまり知らないので、カイロやルクソールのような雰囲気はしません。子ども達も「ハッロー」と声をかけてきてもそれで終わりです。外国人用の土産物屋は閉鎖されていました。エジプトの観光関係者に言わせると、とにかく年内は警備が厳しいので、来年の方がよいと言うことでした。いかれないことは無いですが、窮屈な感じです。岩窟墳墓などの遺跡では写真は一切取れません。また、インスペクターが許可しない方面(テルエルアマルナは広範囲なので、あちこち行ってみたいが)には、行かない方がいいでしょう。勝手な行動を取ると思われると、後々の行動を制限される可能性があります。もしかしたら「行ったら何の問題も無かった。ヘクマットさん大げさねー」という状況も考えられます。エジプトの情勢は日々変わるのでなんともいえませんが、実際見てきた感想は「来年以降、ゆっくり見たい。ご飯も行きたい時に気ままに出たい」と言うのが、本音です。それと英語は殆ど通じないと思ったほうがいいです。だから余計に、想定外の行動を嫌がるのかもしれません。早く気楽にいかれる時代になってもらいたいです。こんな感じですが。またご質問くださいね。
JUPITER エース