宿泊・食事・その他
シーワ・オアシス

●マルサマトルーフからの移動

マルサマトルーフからバスで約3時間、カイロからの直行はありません。ただし、マルサに泊まらなくても、バスを乗り換え、夕方にはシーワに到着できます。

●市内の移動

市内観光は、みんなロバを使って移動しました。アレキサンダーホテルのタイガーに相談したら、ロバと案内の子供をつけてくれました。値段もいくらかあらかじめ教えてくれます。

●アレキサンダーホテル

オーナーのタイガーがたまたまバス停に客引きに来ていました。もともとここに泊まることにしていたので即決。ホテルの横にレストランがあり、夜はお茶を飲みながら地元の人たちとコミュニケーションするのにいいですよ。

●シーワの水は最高!

一昔前は、ミネラルウォーターといえば「バラカ」でしたが、最近は「SIWA」が特に日本人には合うということで人気があります。このSIWAが本当にシーワで作られているかどうかは不明ですが、シーワはきれいな水が湧き出ることでも有名です。オアシスには、何カ所も湧き水が出る水深7〜10メートルの泉があり、グリーンがかった水は、非常に透明度が高く神秘的です。たとえるなら富士の裾野にある忍野八海という雰囲気。この先、バハレイヤにも鉱泉があると聞いていたので、ここでは泳がなくてもいいか……と思いましたが、後に後悔。バハレイヤは、鉄と硫黄分が多く、白くにごった水だったのです。シーワで雇ったドライバーは、「シーワの水は最高」と言い、3泊4日の旅の間、タンクに積んだシーワの水だけを飲んでいました。

●オアシスの人々

観光地化がまだ進んでいないオアシスは、バクシーシと言いながら追いかけてきたり、値段が途中で変わったりすることもなく、基本的に値段も最初から安く、とても感じがよかったです。人情にも篤く、いろんなところで歓待を受けました。大きな移動中も、歌ったり、踊ったり、特にドライバーやホテルのオーナーとは、仲間という感じで一緒にドンチャン騒ぎをして盛り上がりました。シーワにはカイロのアンミーヤ(アラビア語の方言のようなもの)とは違う独特の言葉があり、それを教えてもらうのも楽しい思い出になりました。

●酒はさすがに売っていない、レストランにもない……

シーワは敬虔なムスリムが多いから酒は飲めない……と聞いていた私。その言葉通り、どこにも酒屋はないし、レストランにもアルコールはない。けれど、ここで雇った四駆ドライバーから、後日衝撃な事実が……。彼らは、ナツメヤシから地酒を密造(?)していたのだ。無色透明のそのお酒「デーツ」は、ジンに似ていて、ストレートで飲むにはかなりきつい。けれど、みんなそのままストレートか、ビールで割って飲んでいました。

オアシスの中でいちばんリビア寄りにあります。綺麗な水が湧き出していて、ミネラルウォーターにもその名前が付けられています。シーワの水は日本の水に近い成分なので、日本人にはとても飲みやすいと思います。私達が一緒に旅をしたドライバーも、「シーワの水が最高だ!」を連発していました。また、水が綺麗で豊富なためか、他のオアシスと違い果物や野菜も道端でたくさん売っていました。(Karyma)