遺跡・観光
シナイ半島

セラビト・エル=カーディム
DATA>料金無料(たぶん)/無休/アクセス・シナイ半島の西岸、ワディ・マガラの約10km北 ※岩山の間の舗装されていない断崖絶壁を抜けるので、四駆が必要となります。
古代のトルコ石の採掘場があった場所で、鉱夫たちに崇拝された守護神ハトホル女神に捧げられた神殿が残っています。第12王朝に建設され、その後新王国時代の王たちによって拡張されました。細長い特異な形の神殿形態をもっています。
この神殿の隣には、東部砂漠の神ソプドゥの祠堂があります。その中庭にトルコ石の採掘場がありました。近くのワディ・モカッテブには、石碑や岩に碑銘が刻まれていて、古くは第3王朝のものも残っています。
トルコ石鉱山では、ヒエログリフとは異なるセム族系の文字(図案)を刻んだ遺物が発見されています。この文字は意味ではなく音声を表した、最古の表音文字といわれています。(未訪問)
兵士の砦(カラアト・エル=グンディ)
DATA>料金・案内の兵士に1人10LEのバクシーシ/無休
サラディーンの造った砦で、山頂にイスラム寺院の跡があります。体力に自身のない方は、登らないことをお勧めします。
モーゼの泉
DATA>無料/無休/アクセス・シナイ半島の西岸、スエズから約35km
モーゼの「出エジプト」に登場する泉。モーゼが神の命に従って木を投げ入れると、泉の水が飲めるようになったという伝説が残っています。
ファラオの温泉
DATA>無料/無休
海岸沿いに温泉が湧き出しています。地元のエジプト人の家族がたくさん来ていました。
シナイ山
DATA>無料/無休
モーゼが十戒を授かった地であることから、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地となっています。山頂で御来光を見る場合は麓のホテルで1泊し、夜中の2〜3時頃から登りはじめるといいでしょう。

また、シナイ山の途中まではラクダで登ることができます。山頂までは約6km(4km?)の道のりですから、ラクダに乗ることをお勧めします。ただし、ラクダが行けるのは途中まで。山頂へは最後に700段の「悔い改めの階段」を自力で登らなければなりません。山頂は夏でもとても寒いので、防寒対策はしっかりしていきましょう。

帰りは来た道を戻る道と、修道士たちが造った「悔い改めの階段」3750段を通る道の2通りあります。ちなみに行きも、ラクダが通れるゆるやかな迂回コースではなく、3750段の急な悔い改めの階段を登ることができます。ただし、体力的にきついのと、足場が悪い上に真っ暗なので危険が伴うためおすすめはできません。

聖カテリーナ修道院
DATA>無料・修道士の撮影は禁止/時間・午前中のみ/金曜・日曜は入場不可
モーゼが神と出合った「燃える芝」の跡に建てられた礼拝堂や、聖カテリーナが埋葬された大理石の石棺のある教会堂、貴重な写本の納められた図書館があります。
トゥール
DATA>非公開
スエズ湾に面した港町。古くから外国交易を行っていたらしく、中国の明(?)時代の陶器などが出土しています。珊瑚を使って建てられた中世の家の跡が、海岸の近くにあります。