タニスは、デルタ地方で現在残っている中で、最大級といっていい遺跡です。下エジプト第14ノモスの都で、ラムセス2世のオベリスクや第21王朝プスセンネス1世、第22王朝オソルコン2世などの墓があります。特に、プスセンネス1世の墓からは、黄金のマスクや多くの宝飾品が発見されたことで有名。副葬品のほとんどは、カイロの考古学博物館に展示されています。
【旅のスケジュール】 ザカジク→ブバスティス(バステト神の神殿跡?)→HERRIAT-RAZNAH MUSEUM→タニス<アメン神殿跡・王家のネクロポリス(プスセンネス1世?墓)他・サンアルハガルミュージアム> 【予算と移動手段】ホテルの様子や観光料金などの細かい情報は、都市別観光ページへ 私たちが初めてこの2つの遺跡に行ったのは10年前。まだまだ、今ほど観光地化されてなく(タニスはこの直前まで許可が必要でした)、ほとんどのタクシーが道を知らなかったため、まずタクシー探しに苦労しました。 結局、友人の日本人ガイドさんにタクシーの運転手をテスト(道を知らなくても、みんな知っているというため)してもらい、優秀なドライバー(今もつきあっています)を見つけました。わかりづらい場所にあるので、確実に道を知っているドライバーを探すのが大切です。 タクシーチャーター料金は、朝7時頃に出発して、夕方4、5時頃にカイロに到着で、おそらく200〜250LE(+バクシーシ)だったと記憶しています。 ●カイロからザカジクへ 早朝出発。車で約1時間30分。ザカジク市の南東にブバスティスがある。遺跡見学後、HERRIAT-RAZNAH MUSEUM(1・2階があり結構大きい)に行くとちょうど開館する(たぶん9or10時)頃でしょう。 ●ザカジクからタニスへ ザカジクからさらに2時間。入り口に出土した遺物を展示した小さな博物館がある。周辺にはレストランなどがないので、ザカジクで仕入れておくといい。