遺跡・観光
ルクソール東岸

カルナック神殿
DATA>料金20LE(学生10LE)/夏6:00〜18:30・冬7:00〜17:30/無休
何代もの王によって増築を繰り返した巨大な神殿で、入口にあるスフィンクス参道は、昔ルクソール神殿まで続いていたとのことです。
第一塔門の裏側に積み上げられている泥煉瓦の山は、どのような方法で建築したかが解る重要な遺構だといわれています。そしてラムセス2世の造営した大列柱室は圧巻!
すべてを細かく見てまわるには、2日位上かかるかもしれません。
いちばん奥にあるトトメス3世祝祭殿の列柱室の柱には、ヒエログリフを解読したシャンポリオンが自分の名前を落書きしたのが残っています。柱の上の方を探してみてください。
聖なる池の脇には、喫茶店とお土産物屋さんがあり、歩き回って疲れた体を休めるにはちょうどよい場所です。
カルナック神殿野外博物館
DATA>料金10LE(学生5LE)/夏6:00〜18:30・冬7:00〜17:30/無休
カルナック神殿を入って左の方にあります。ここで出土したものを展示してありますが、ただ並べてあるだけとの噂も……。時間のある方は行ってみてください。
チケットはカルナック神殿のチケット売り場で売っています。
カルナック神殿・音と光のショー
DATA>料金33LE/火曜1回目が日本語ですが要確認/無休
このショーは、各空間(部屋)を増築した王たちの話を聞きながら、順路を進んでいくというもの。ライトアツプされ、昼間とは違った雰囲気のカルナック神殿を楽しむことができるでしょう。また、壁面のレリーフも下からライトアップされることで陰影が強調され、昼間よりはっきり見える気がします。
曜日と時間によって英語・ドイツ語・イタリア語・日本語など上演言語が違いますので、注意してください。さらに懐中電灯があると便利です。夏に行く場合は虫除けを忘れないこと。冬場はしっかり防寒対策をとるよう心がけましょう。
ルクソール神殿
DATA>料金20LE(学生10LE)/夏6:00〜22:00・冬6:00〜21:00/無休
カルナック神殿ほど大きくありませんが、それなりに見ごたえのある神殿です。
第一塔門前にあったオベリスクの片割れは、19世紀に当時のスルタンだったモハメッド・アリによって、カイロにあるモスクの時計台と引き換えにフランスのナポレオン3世に贈られました。現在、これは「クレオパトラの針」と呼ばれ、パリのコンコルド広場にあります(海外にオベリスクを送ったのはこの1本だけ。ということは、他のオベリスクは……)。
カシェット(隠し場)から出土した彫像などは、ルクソール博物館に展示されています。
夜はカルナック神殿同様、ライトアップされています。入場もできますので、昼間の雰囲気とはまた異なる神殿を堪能してください。ただし、音と光のショーはやっていませんので、お間違えなく。
ルクソール博物館
DATA>料金30LE(学生15LE)カメラ10LE/9:00〜13:00・17:00〜22:00(冬16:00〜21:00)
夜も開いているので、昼間は観光に専念し、夕食後にゆっくり行くのもいいでしょう。
カイロの考古学博物館のように広くはありませんが、とても見ごたえのある博物館です。入口を入ってすぐ右側に、ルクソール神殿のカシェットからの出土品を展示した特別室があります。
ミイラ博物館
DATA>料金20LE(学生10LE)カメラ10LE/9:00〜13:00・17:00〜22:00(冬16:00〜21:00)
メナパレスを背にして斜め右向かい(ナイル川沿い)にある小さな博物館です。建物の入口とチケット売場は、川沿いの階段を降りたところにあるので、看板を目印に探してください。さまざまなミイラやミイラ作りに関係するものが展示してあり、とても興味深い内容になっています。
トード神殿
DATA>料金20LE(学生10LE)チケットはルクソール神殿にて販売/無休

ルクソールからケナ方面へ。入り口は塀で囲まれ大きな扉があるため、まさか遺跡がこの中にあるとは思えないようになっています。

中に入ると時代ごとに分類されたヒエログリフのある小さな石片が、棚に並べられています。神殿の真後ろ(至聖所の方向)が現在の入り口なので、入ったらいちばん奥まで進み、参道の方から見た方がいいでしょう。第5王朝時代には、この場所はジェルティと呼ばれていたそうです。この時代の王・ウセルカフの神殿がどのような構造だったかは、現在不明です。中央の神殿は4本の柱のホールがあり、左右対称の作りになっています。トトメス3世の祠堂も修復が進んでおり、修復された塔門の一部や石畳を見ることができます。訪問したときには、修復を待つ石片が棚に並べられていました。
ピラミッド
DATA>不明
高さ10mのピラミッドで、エジプト国内でいちばん南にあるといわれています。私たちはいまだ発見できずにいますが……。